BUSINESS TRIP COLUMN ― 海外出張を快適にする・決済と両替編 ―

海外出張の両替・支払い方法|現金・Wise・QR決済をASEAN各国で比較

こんにちは。ADDEVAのNです。
今回は、海外出張先での支払い・決済や、両替についてお話しします。
私が頻繁に行くベトナムでの経験も踏まえながら、ASEAN各国についてChatGPTと調べてみました。皆さまの参考になれば幸いです。

海外の空港で、スマートフォン・カード・現金などの決済や両替方法を考える海外出張者のイメージ

この記事では、
1.現金の持ち込み・持ち出し申告について。
2.国別の外国人用QR決済の普及率と手数料率、両替する場所とその手数料率を見る。
3.帰国時に現地通貨を日本円に戻す手数料を見る。
4.その人に合った決済方法と両替方法
についてお話ししていきます。

まずは、渡航先と利用予定金額を選んで、決済・両替方法によってどのくらい差が出るのか比較してみてください。

渡航先ごとの決済・両替コストを比較

※決済・両替の2つの表を同じ金額で比較します。初期値は100,000円。

ベトナム

決済・両替の比較金額:100,000円相当

1.現金の持ち込み・持ち出し申告

重要:申告基準を超える現金等は必ず申告してください。無申告は没収・罰則等の対象となる場合があります。なお、日本でも、現金等の合計が100万円相当を超える場合は、出国時・帰国時ともに税関への申告が必要です。

備考

2.現地での決済・日本円から現地通貨への両替

3.余った現地通貨を日本円へ戻す

※実際には、持ち込んだ金額と持ち帰る金額が同じになることはありませんが、比較をわかりやすくするため、ここでは同じ金額で計算しています。

注意事項

    比較表について

    ※表示する為替コストは、調査時点の市場レートと各銀行・両替所などのレートを比較した目安です。為替レートや手数料は変動します。

    ※「推計」「参考推計」「実測参考」などの表示は、公開されているレートや利用例などから算出した参考値で、固定料金ではありません。

    ※Wiseの実際の両替手数料は通貨・利用額・利用時点によって異なります。表では比較のため、約0.73%〜を目安として使用しています。

    ※日本居住者のWise ATM出金は、月25,000円相当まではWise側の出金手数料が無料で、それを超える部分には100円+1.75%が加わります。これとは別に現地ATM運営会社から手数料を請求される場合があります。

    4.その人に合った決済方法と両替方法

    本題に入る前に、現地での決済や、ATMからの現金引き出し時に、注意しなければいけないことがあります。

    それは、「日本円(JPY)と現地通貨、どちらで決済しますか?」と聞かれたら、「現地通貨を選ぶ」ということです。

    今回のお話の趣旨と異なるので、4-5の最後に書きましたが、手数料差が大きくなる可能性があるのでご注意ください。

    海外出張先で、現金・カード・スマートフォンなど複数の決済方法を検討するイメージ

    さて、人によって、現地で使用する予定の金額は異なります。

    また、「現金を多く持たない安心に、いくらまでならコストを払えるか」という価値観も違うでしょう。

    初めて行く国では現地の状況が分からないので、どうしても少し保険をかけた考え方になると思います。

    今回、この資料を作ってみた私の意見としては、次のように考えます。

    4-1.持ち込み・持ち出しの制限にかからない金額に留める

    これは、本当に気をつけることをおすすめします。

    実際、帰国日にベトナムの空港で、検査に引っ掛かっている日本人を何度も目にしています。

    余談ですが、私も何度も検査官に声をかけられ、持っている現金を見せたことがあります。

    有名ブランドのバッグを持っていると、かなりの確率で検査官に声をかけられました。

    なお、私のブランド「ADDEVA」のバッグを持っていて、検査官に声をかけられたことはありません。苦笑。

    空港での手続き自体がそれほど難しくなくても、英語であれこれ聞かれ、それに対応するのは面倒です。

    しかも、その手続き中に、長いイミグレーションの列がどんどん伸びていくのを横目で見ていると、かなりストレスになります。

    必要な場合を除けば、最初から申告基準にかからない金額にしておくのが一番楽です。

    私は出発日と帰国日には、必ず財布の中の金額を確認しています。

    4-2.ある程度の現地通貨は必要

    海外出張先のローカルレストランで、現地通貨の現金で支払うビジネスマンのイメージ

    仕事で行く場合、訪問先の方と食事に行く機会もあります。

    子会社や取引先のスタッフとの親睦会が開かれることもあるでしょう。

    そのとき、カードが使えないローカルのレストランに行くこともあります。

    また、ローカルフードを楽しめるようになってくると、出張でも旅は間違いなく楽しくなります。

    そのため、完全キャッシュレスを前提にせず、ある程度の現地通貨は持っておいた方が安心だと思います。

    ただし、WiseデビットやQR決済、ATMからの現金引き出しという予備手段もあります。

    最初から使う予定額をすべて現金にする必要はありません。

    特に次にいつ行くかわからない国では、現金を余らせれば日本円へ戻すときにもコストがかかります。

    必要と思う分だけ現金を用意し、足りない分をカードやQRで補うという考え方もよいと思います。

    4-3.現地通貨を日本円に戻すなら、街中で済ませる

    帰国時に現地通貨を日本円へ戻す場合、私は街中の両替所で済ませてから空港へ向かうことをおすすめします。

    空港まで行ってから日本円の在庫がないと言われる可能性もあります。

    レート差がほとんどないのであれば、そのリスクを取るメリットはないと思います。

    途中で現金が不足することもあるので、滞在中にレートの良い街中の両替所を一つ確認しておき、帰国時にもそこで日本円へ戻しておく。

    私はこれが一番確実だと思います。

    4-4.Wiseの決済は強力

    Wiseデビットカードの公式イメージ
    画像:Wise公式 Newsroom

    今回の調査で、Wiseの決済がとても頼りになることがよく分かりました。

    今はデビットカード決済が中心の国でも、QR決済は今後さらに各国で普及していくと思います。

    Wiseは、日本円を入れておけば、必ずしも渡航前に現地通貨へ両替しておく必要はありません。現地でカード決済をすると、必要に応じて自動的に現地通貨へ換算して支払うこともできます。

    もちろん、事前にVNDやTHBなどへ両替しておくこともできます。

    年会費もかからないので、海外出張へ行く機会がある方は、今のうちに使い始めてみるのもよいと思います。

    4-5.カード決済やATMでの現金引き出しでは、「現地通貨」を選ぶ

    海外でカード決済をしたり、ATMから現金を引き出したりすると、「日本円(JPY)と現地通貨、どちらで決済しますか?」と聞かれる場合があります。

    この場合は、現地通貨を選んでください。

    現地通貨を選ぶことで、現地通貨のまま日本のカード会社へ請求され、カード会社所定の為替レート・手数料で日本円に換算してくれます。

    一方、日本円を選ぶと、店舗やATM側が先に日本円へ換算してからカード会社へ請求することになり、この換算レートには、多くの場合、高いコストが含まれます。

    日本円の口座から引き落とされるカードでも、「現地通貨」を選んで問題ありません。

    「日本のカードだから日本円」ではなく、「日本円か現地通貨かを聞かれたら、現地通貨」と覚えておくことをおすすめします。

    最後に、このページは、思わぬ力作となりました。
    ChatGPTに何度もリサーチのやり直しをお願いし、なんとかここまで情報をまとめました。

    もし、誤った情報がございましたら、ぜひメール等でお知らせいただけますと幸いです。

    それでは、良い旅を!

    ASEAN各国の両替・支払い方法

    上の比較表とは見せ方を変えて、ASEAN各国の情報を国ごとに確認できます。国名をタップすると、現金の申告基準、支払い方法、日本円からの両替、余った現地通貨を日本円へ戻す方法の概要が開きます。

    現金の持ち込み・持ち出し

    現地通貨は15,000,000 VND超、外国通貨はUSD5,000相当超で申告が必要です。VNDと外国通貨は別々に判定します。

    支払い・日本円からの両替

    • Wiseデビットカード:約0.73%〜。Wise QRは利用不可。
    • 日本円からVNDへ直接両替可能。
    • Agribank:約2.79%、Giang Son / Quang Huy:約0.91%、空港:約0.61〜4.88%の調査例。

    余ったVNDを日本円へ戻す

    BAOVIET Bankの公表値では約0.31%の例。日本の空港は約20.6%の調査例で、まとまったVNDはベトナム国内でJPYへ戻す方が有利です。

    現金の持ち込み・持ち出し

    外国通貨はUSD15,000相当超、複数通貨の合計が450,000 THB相当超でも申告対象です。日本への50,000 THB超の持ち出しはBOT許可に注意してください。

    支払い・日本円からの両替

    • Wiseデビットカード:約0.73%〜。Wise QRは利用不可。
    • TAGTHAi Easy Pay / PromptPayは利用可能。調査日のKBank FX差は約2.38%。
    • Krungsri:約1.92%、SuperRich:約0.63%、空港:約3%の調査例。

    余ったTHBを日本円へ戻す

    SuperRichは市内・スワンナプーム空港B1とも約0.27%前後の調査例。日本の空港は約11%で、帰国直前にタイ国内で戻す方法が有力です。

    現金の持ち込み・持ち出し

    外国通貨はUSD10,000相当以上で申告。USD10,000相当超のMYRはBNM事前許可が関係します。複数通貨は合算して判定します。

    支払い・日本円からの両替

    • Wiseデビット、WiseのDuitNow QRとも約0.73%〜。
    • Touch 'n Go eWalletは海外発行カードからのチャージが最大2.6%に加え、カード会社側費用が発生する場合があります。
    • Maybank:約7.13%、市内My Money Master / Max Money:約0.2〜0.7%、空港:約1.7〜4.2%の調査例。

    余ったMYRを日本円へ戻す

    Max Money等の市内両替所は約0.1〜0.3%の調査例。日本の空港は約13.4%で、まとまったMYRはクアラルンプール市内で戻す方が有利です。

    現金の持ち込み・持ち出し

    金額自体の上限ではなく、全通貨等を合算してS$20,000超で申告が必要です。

    支払い・日本円からの両替

    • Wiseデビット、事業者向けPayNow QRとも約0.73%〜。
    • 日本円からSGDへ直接両替可能。
    • UOB:約2.43%、The Arcade内Money Changer:約0.20%、空港:約3.2〜4.2%の調査例。

    余ったSGDを日本円へ戻す

    市内優良Money Changerは約0.2〜0.5%、チャンギ空港は約3.3%前後、日本の空港は約6.5%の調査例です。

    現金の持ち込み・持ち出し

    50,000 PHP超はBSP事前許可、外国通貨はUSD10,000相当超で申告が必要です。

    支払い・日本円からの両替

    • Wiseデビット、Wise QR Phとも約0.73%〜。
    • GCash GTouristは日本人旅行者も利用可能ですが、固定の総合コスト率は算定できません。
    • BPI:約2.24%、Sanry's / Czarina:約0.45%、空港:約3.2%の調査例。

    余ったPHPを日本円へ戻す

    Sanry's:約1.16%、NAIA Terminal 3:約6.6%、日本の空港:約20.5%の調査例。空港まで持ち越さず市内で戻す価値が大きい国です。

    現金の持ち込み・持ち出し

    複数通貨の総額がRp100,000,000相当以上で申告。IDRはBank Indonesiaの許可にも注意が必要です。

    支払い・日本円からの両替

    • Wiseデビット:約0.73%〜。Wise QRは利用不可。
    • 日本円からIDRへ直接両替可能。
    • BCA:約1.09%、VIP Money Changer:約0.32%、空港:約5.3〜10.3%の調査例。

    余ったIDRを日本円へ戻す

    認可Money Changerは約0〜1%程度の例がある一方、日本の空港は約29.3%の調査例。IDRはインドネシア国内で処理するのが基本です。

    現金の持ち込み・持ち出し

    100,000,000 LAK相当超が基準で、全通貨を合算して判定します。高額現金ではBank of Lao PDRの許可が関係するため事前確認が必要です。

    支払い・日本円からの両替

    • Wiseデビット:約0.73%〜。Wise QRは利用不可。
    • LOCA PAY / LaoQRは3%+5,000 LAK/回。
    • 日本円からLAKへ直接両替可能。BCEL:約1.26%、空港:約0.61%の参考実測例。

    余ったLAKを日本円へ戻す

    BCELは約0.5%前後の調査例。日本の主要空港ではLAKを扱わないため、ラオス出国前にJPY、USDまたはTHBへ戻す必要があります。

    現金の持ち込み・持ち出し

    USD10,000相当以上が申告基準です。複数通貨の合計が基準に近い場合も申告を検討してください。

    支払い・日本円からの両替

    • Wiseデビット:約0.73%〜。日本登録WiseからKHQRを直接利用することはできません。
    • Bakong Tourists / KHQRは外国人旅行者も利用でき、利用者実測では約3.5〜3.75%の参考例。
    • 日本円からKHRへ直接両替可能。銀行は約1.20%の参考例。

    余ったKHRを日本円へ戻す

    ABA Bankの公開レートでは約1.1%の例。日本の主要空港はKHRを扱わないため、KHRはカンボジア国内で処理するのが基本です。

    現金の持ち込み・持ち出し

    BND、日本円など全通貨等の合計がBND15,000以上で申告が必要です。

    支払い・日本円からの両替

    • Wiseデビット:約0.73%〜。Wise QRは利用不可。
    • 日本円からBNDへ直接両替可能。
    • BIBD:約6.39%の調査例。市内両替所・空港の公開JPY比較値は不足しています。

    余ったBNDを日本円へ戻す

    ブルネイとシンガポールの認可銀行ではBNDとSGDを1:1・手数料なしで交換できます。BNDのまま日本へ持ち帰らず、まずSGDへ替える方法が有力です。

    現金の持ち込み・持ち出し

    MMKの国外持ち出しはできません。外国通貨はUSD10,000相当超で申告し、外国通貨同士をUSD相当に換算して判定します。

    支払い・日本円からの両替

    • Wiseデビット、Wise QR、Wise ATM出金はいずれも利用不可。
    • 日本円現金からMMKへの直接両替はできません。日本出発前にUSDなど現地で両替可能な外貨を準備します。
    • 複数為替レートが存在するため、他国と同じ単純な%比較は行えません。

    余ったMMKを戻す

    JPYへの直接両替は前提にせず、出国前に認可Money Changerや空港でUSD・SGD・THB等へ戻す必要があります。

    現金の持ち込み・持ち出し

    全通貨をUSD換算で合算し、USD20,000以上ではCentral Bankの事前許可と申告が必要です。

    支払い・日本円からの両替

    • 使用通貨はUSD。Wiseデビットは利用できる場面が限定的で、Wise QRは利用不可。
    • 日本円現金の安定した取扱いを確認できないため、日本でUSD現金を用意してから渡航することを強く推奨します。
    • Diliではカード・ATMを利用できる場所もありますが、地方では現金依存度が高くなります。

    余ったUSDを日本円へ戻す

    USDのまま日本へ持ち帰れます。必要なら日本で円へ戻し、成田GPAでは約2.9%の調査例です。