BUSINESS TRIP COLUMN ― 海外出張を快適にする・ベトナム通信編 ―

ベトナムの現地SIM・eSIM|7日・30日料金とViettel・MobiFone・VinaPhone比較

ベトナムの現地SIMはかなり安く、7日間なら数百円程度から利用できます。

例えばMobiFoneには、7日間・30GBで35,000VND、日本円で約210円というプランがあります。

ここまで安いと、必要なデータ容量を細かく節約するよりも、滞在日数、通信エリア、購入のしやすさで選んだ方がよさそうです。

7日程度の出張なら、まずはこの3つを基準に考えれば十分です。

都市部中心・安さ重視 → MobiFone 30GB 約210円

地方・工業団地へ行く → Viettelを優先候補

現地購入が不安 → MobiFone Travel eSIM 10日50GB 約890円

では、それぞれの違いを見ていきます。

1.ベトナム出張では何GBあればいい?

ベトナムではホテルだけでなく、カフェや飲食店などでもWi-Fiを利用できる機会が多くあります。

空港にも無料Wi-Fiがあり、例えばタンソンニャット国際空港では、国内線・国際線とも無料Wi-Fiを利用できます。

そのため、出張中ずっとモバイル通信だけを使うとは限りません。

使い方7日間の目安
メール・LINE・地図が中心3GB程度
Web検索・SNSも普通に使う5GB程度
動画も時々見る10GB程度
PCのテザリングや動画を多く使う20GB以上

一般的な短期出張で、ホテルや会社、カフェのWi-Fiも利用するのであれば、3~5GBでも足りる人は多いでしょう。

ただし、ベトナムではここを細かく考えすぎる必要もありません。

12GB=約180円30,000VND
30GB=約210円35,000VND
差額=約30円5,000VND

つまり、「5GBあれば十分だから5GBのSIMを探す」より、安ければ30GBを買ってしまう。

ベトナムでは、それでいいと思います。

2.ベトナムの現地SIMはどの通信会社を選ぶ?

ベトナムで主な候補になるのは、Viettel、MobiFone、VinaPhoneです。

料金だけでなく、出張先によって選び方が変わります。

ベトナム出張では、ハノイやホーチミンの中心部だけでなく、郊外の工業団地へ移動することもあります。その場合は、数百円の料金差より通信エリアを優先した方がよいでしょう。

利用状況おすすめ
地方・工業団地へ行くViettel
都市部中心で安さを重視MobiFone
現地でSIMを買うのが不安MobiFone Travel eSIM
都市部中心で料金と容量のバランスを重視VinaPhone

Viettel|地方や工業団地へ行くなら、まず候補

地方や工業団地への移動が多い出張なら、Viettelを優先して考えてよいでしょう。

通信エリアの広さを示すCoverage Experienceでは、ViettelがVinaPhoneやMobiFoneを大きく上回っています。

一方、平均ダウンロード速度はViettelとMobiFoneで大きな差はありません。

そのため、ハノイやホーチミンなどの都市部だけで使うのであればMobiFoneでも十分ですが、工場訪問などで郊外や地方へ移動する場合は、多少料金が違ってもViettelを選ぶ意味があります。

※表は横にスクロールできます。

期間データ容量現地価格日本円目安ポイント
30日最大200GB150,000VND約890円eSIM向け・5G150E

MobiFone|7日なら30GB約210円。安さ重視の候補

都市部中心の出張で、料金をできるだけ抑えたいならMobiFoneが有力です。

7日間で数百円という料金なので、短期出張では非常に使いやすい選択肢です。

※表は横にスクロールできます。

期間データ容量現地価格日本円目安ポイント
7日12GB30,000VND約180円MBF30
7日30GB35,000VND約210円ME35
30日15GB90,000VND約530円NA90
30日1.5GB/日90,000VND約530円最大45GB・PT90

7日12GBと30GBの価格差は、わずか5,000VNDです。

このくらいの差なら、データ容量を細かく考えるより、30GBを選んでしまってもよいでしょう。

ただし、ベトナムのデータプランには対象回線などの条件が設定されているものがあります。

現地でSIMを購入するときは、「7日間使いたい。データ通信は10GB以上欲しい」というように希望を伝え、そのSIMで利用できるプランを確認するのが確実です。

MobiFone Travel eSIM|現地SIM購入が不安なら

eSIM対応スマートフォンなら、MobiFoneが外国人旅行者向けに提供しているTravel eSIMも選択肢です。

一般の現地プリペイドSIMよりは高くなりますが、それでも十分安く、物理SIMを交換する必要がありません。

※表は横にスクロールできます。

期間データ容量現地価格日本円目安ポイント
10日50GB150,000VND約890円外国人旅行者向け
30日150GB250,000VND約1,480円外国人旅行者向け

とにかく安くしたい → 現地プリペイドSIM

多少高くても、外国人向けに用意された分かりやすい方法がいい → MobiFone Travel eSIM

VinaPhone|7日最大35GBで約300円

VinaPhoneも都市部中心の出張なら候補になります。

7日間のプランでもデータ容量が大きく、料金も数百円程度です。

※表は横にスクロールできます。

期間データ容量現地価格日本円目安ポイント
7日5GB/日50,000VND約300円最大35GB・VD50
30日7GB/日169,000VND約1,000円D169G

VinaPhoneにも対象回線などの条件が設定されているプランがありますので、購入時に利用できるプランを確認してください。

3.ベトナムで現地SIMを購入する前に知っておきたい3つのこと

① 空港でも買えるが、容量・日数・総額を確認

物理SIMは、空港や市内の通信会社店舗などで購入できます。短期出張なら、空港到着時にそのまま購入できるのは便利です。

ただし空港では、SIM本体や設定サービスを組み合わせた旅行者向け商品として販売されている場合があります。何日使えるか、何GB使えるか、最終的にいくら払うかの3点を確認しておけばよいでしょう。

② 外国人はパスポートが必要

外国人がベトナムでSIMやeSIMを契約するときは、パスポートによる本人確認が必要です。MobiFoneのTravel eSIMでも、パスポートを使った登録と本人確認が行われます。

現地SIMを購入するときは、パスポートを持って行きましょう。

③ 2026年から端末変更時の本人確認が強化

2026年から、ベトナムではSIM利用時の本人確認が強化されています。Viettelでは、物理SIMを別のスマートフォンへ移した場合、顔認証による本人確認を求める仕組みが導入されています。

スマートフォンで開通したSIMを、あとからSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターなどへ差し替える予定がある場合は、購入時に通信会社へ確認しておいた方がよいでしょう。

4.ベトナムの現地SIM・eSIM、結局どれを選ぶ?

7日程度の短期出張なら、それほど難しく考える必要はありません。

地方や工業団地への移動が多いなら、通信エリアを重視してViettel。

ハノイやホーチミンなど都市部中心で、料金を抑えたいならMobiFone。

現地でSIMを購入したり、料金プランを確認したりするのが面倒なら、MobiFone Travel eSIM。

VinaPhoneも都市部中心なら十分候補になります。

ベトナムでは現地SIMそのものが非常に安いため、数GBの差を気にして節約するよりも、自分が行く場所でつながるか、自分が簡単に契約できるかを優先して選んだ方がよいでしょう。

※料金・サービス内容は2026年9月調査時点です。料金プランや提供条件は変更される場合があります。