3.どの現地通信会社を選ぶ?
2026年現在、ミャンマー政府が案内している主な携帯ネットワークは、MPT、ATOM、U9、Mytelです。
現地通信会社が提供する外国人旅行者向けTourist SIMとして、MPTとATOMの商品を公式サイトで確認できています。
現地でSIMを新規購入する場合はこの2社が比較対象です。日本で事前購入できる海外旅行用eSIMについては第2章で紹介しています。
| 確認したいこと | 選び方 |
| 地方を含め国内移動が多い | 渡航先でのMPT・ATOMの通信エリアを確認 |
| ヤンゴンなど都市部中心 | 両社の料金・容量・現地の通信状況を比較 |
| 外国人旅行者向け商品を購入 | MPT / ATOMのTourist SIMを比較 |
MPT|外国人向け料金が分かりやすい
MPTは外国人向けTourist SIMを公式に用意しています。
公式ページでは、プラン掲載価格とは別の項目に20,000MMKのActivation Tax(開通税)が表示されています。ただし、掲載価格に税額が含まれているか、購入時に別途加算されるかは確認できていません。
※表は横にスクロールできます。
| 期間 | データ容量 | SIM区分 | SIM・プラン料金 | Activation Tax | 合計 | 日本円目安 |
| 30日 | 2GB | SIM(eSIM未確認) | 29,999MMK | 20,000MMK | 49,999MMK | 約2,400円 |
| 30日 | 7GB | SIM(eSIM未確認) | 49,999MMK | 20,000MMK | 69,999MMK | 約3,360円 |
| 30日 | 20GB | SIM(eSIM未確認) | 99,999MMK | 20,000MMK | 119,999MMK | 約5,750円 |
※SIM区分の「SIM(eSIM未確認)」は物理SIMでの提供を確認できた一方、同じTourist SIMの料金・初回特典をeSIMで新規購入できるか未確認という意味です。MPTの一般向けeSIMがあることだけで、Tourist SIMを「SIM/eSIM」とは断定していません。
※日本円は調査時点の概算です。表の「合計」は、公式掲載価格に20,000MMKの開通税を別途加算した場合の試算額です。掲載価格に開通税が含まれるかどうかは確認できておらず、合計欄は確定した支払総額ではありません。SIM本体代なども含め、購入時に最終支払額をご確認ください。
MPTのTourist SIMはすべて30日有効です。7日程度の出張でも30日プランを購入する形になります。
7日出張で5GB程度必要なら、7GBのStandardが候補になります。
Standardの約3,360円は開通税を別途加算した場合の目安です。実際の支払総額がこの金額になるかは未確認です。
参考:MPTの国内一般向けプリペイド料金
MPTには、Tourist SIMとは別に、通常のプリペイド回線で利用できる30日間のデータパックがあります。以下は国内一般向けプランの参考料金です。外国人旅行者が一般向けSIMを新規契約し、これらのプランを購入できるかは、プラン固有の条件を確認できていません。旅行者向けの最安値比較には含めません。
※表は横にスクロールできます。
| 期間 | データ容量 | SIM区分 | データパック料金 | 日本円目安 |
| 30日 | 2GB | SIM/eSIM | 7,579MMK | 約360円 |
| 30日 | 5GB | SIM/eSIM | 18,949MMK | 約910円 |
| 30日 | 10GB | SIM/eSIM | 37,889MMK | 約1,820円 |
※SIM/eSIM:MPTは通常のプリペイド回線で物理SIM・eSIMの両方を提供し、Data Carry Plusは対象となる通常のプリペイド回線の追加データパックです。ただし、これらのプランについて外国人旅行者の新規契約資格は確認できていません。
上記はデータパック単体の料金であり、新規SIM・eSIMの取得費用は含みません。また、旅行者が同じ条件で契約できると確認した料金ではありません。
ミャンマーの新規SIMには20,000MMKの開通税が規定されていますが、Tourist SIMの商品掲載価格に含まれるかどうかは別途確認が必要です。
ATOM|20GB・30日の外国人向けTourist SIM
ATOMにも外国人向けTourist SIMがあります。
内容は、20GB・30日、国内通話250分、国内SMS 100通、7,500MMKのメイン残高です。
| プラン・期間 | データ容量 | SIM区分 | 販売価格 |
| ATOM Tourist SIM・30日 | 20GB | SIM(eSIM未確認) | 未確認 |
※通常のATOM eSIMは新規発行や物理SIMからの切り替えに対応しています。ただし、Tourist SIMの20GB・30日間の初回特典を同条件でeSIMとして新規購入できることは確認できていません。
ATOMの公式Tourist SIMページでは、現在このパッケージ内容は明記されていますが、販売価格そのものは確認できませんでした。
付属する7,500MMKは利用残高であり、SIMの販売価格ではありません。購入時に開通税を含む最終支払額をご確認ください。
一方、ATOMの通常プリペイドSIMについては、SIM本体1,500MMK、新規SIM Activation Tax 20,000MMKと案内されています。
つまり、新規SIMを使う場合は少なくとも21,500MMK、約1,030円相当のSIM・税負担が発生し、その上で必要なデータプランを利用する形になります。
通信速度の測定結果は参考情報
過去の第三者測定では、次の全国平均値が報告されています。
MedUXの2025年3月の全国測定では、平均ダウンロード速度は、ATOM:28.99Mbps、MPT:28.10Mbps、U9(旧Ooredoo):27.31Mbps、Mytel:20.24Mbpsでした。
またnPerfの2025年評価でも、ATOMがミャンマーのモバイルネットワーク性能で首位と報告されています。
これらは2025年の測定結果であり、2026年現在のヤンゴンや個別の渡航先の通信速度・エリアを保証するものではありません。利用地域の状況は購入前にご確認ください。