2.どの通信会社を選ぶ?
2026年現在、ミャンマー政府が案内している主な携帯ネットワークは、MPT、ATOM、U9、Mytelです。
このうち、外国人旅行者向けのTourist SIMを公式サイトで明確に確認できるのは、MPTとATOMです。
短期出張なら、まずこの2社から考えるのが分かりやすいでしょう。
| 利用状況 | おすすめ |
| 地方を含め国内移動が多い | MPT |
| ヤンゴンなど都市部中心 | ATOM |
| 外国人向けSIMを分かりやすく購入 | MPT / ATOM |
MPT|外国人向け料金が分かりやすい
MPTは外国人向けTourist SIMを公式に用意しています。
特徴的なのは、SIM料金とは別に20,000MMKのActivation Taxがかかることです。
※表は横にスクロールできます。
| 期間 | データ容量 | SIM・プラン料金 | Activation Tax | 合計 | 日本円目安 |
| 30日 | 2GB | 29,999MMK | 20,000MMK | 49,999MMK | 約2,400円 |
| 30日 | 7GB | 49,999MMK | 20,000MMK | 69,999MMK | 約3,360円 |
| 30日 | 20GB | 99,999MMK | 20,000MMK | 119,999MMK | 約5,750円 |
※日本円は調査時点の概算です。
MPTのTourist SIMはすべて30日有効です。7日程度の出張でも30日プランを購入する形になります。
7日出張で5GB程度必要なら、7GBのStandardが候補になります。
ただし約3,000円台なので、ベトナムやカンボジアの現地SIMと比べるとかなり高めです。
通常プリペイドなら、データ料金自体はもっと安い
MPTの通常プリペイド回線では、Tourist SIMとは別に30日間のデータパックがあります。
※表は横にスクロールできます。
| 期間 | データ容量 | データパック料金 | 日本円目安 |
| 30日 | 2GB | 7,579MMK | 約360円 |
| 30日 | 5GB | 18,949MMK | 約910円 |
| 30日 | 10GB | 37,889MMK | 約1,820円 |
つまり、通信データそのものが高いわけではありません。
ミャンマーでは新しいSIMを開通するときに20,000MMKの税金がかかるため、新規でSIMを取得する外国人は初期費用が高く見えます。
ここが他のASEAN諸国との大きな違いです。
ATOM|20GB・30日の外国人向けTourist SIM
ATOMにも外国人向けTourist SIMがあります。
内容は、20GB・30日、国内通話250分、国内SMS 100通、7,500MMKのメイン残高です。
ATOMの公式Tourist SIMページでは、現在このパッケージ内容は明記されていますが、販売価格そのものは確認できませんでした。
購入時に最終価格を確認してください。
一方、ATOMの通常プリペイドSIMについては、SIM本体1,500MMK、新規SIM Activation Tax 20,000MMKと案内されています。
つまり、新規SIMを使う場合は少なくとも21,500MMK、約1,030円相当のSIM・税負担が発生し、その上で必要なデータプランを利用する形になります。
ATOMは都市部の通信速度でも有力
現在の第三者測定では、ATOMは通信性能でも有力です。
MedUXの2025年3月の全国測定では、平均ダウンロード速度は、ATOM:28.99Mbps、MPT:28.10Mbps、U9(旧Ooredoo):27.31Mbps、Mytel:20.24Mbpsでした。
またnPerfの2025年評価でも、ATOMがミャンマーのモバイルネットワーク性能で首位とされています。
そのため、ヤンゴンなど都市部中心ならATOMを候補にする考え方があります。