マルチルームビジネスバッグを考える|2ルーム・3ルームの選び方
2ルーム・3ルームのビジネスバッグ/ビジネスリュックについて、メリット・デメリットと自分に合った収納構成の選び方を考えます。
ビジネスバッグやビジネスリュックには、収納スペースを複数に分けた「マルチルーム」タイプが数多くあります。
ただ、調べてみると意外に呼び方が統一されていません。例えば「2ルームビジネスバッグ」は、「2気室ビジネスバッグ」「2層ビジネスバッグ」などと呼ばれることもあります。また、3ルームタイプは「3気室ビジネスバッグ」と表記されることもあります。
個人的には「2層」と聞くと、上下に収納スペースが分かれているリュックなどを表現するには分かりやすい言葉だと思います。
そこで、この記事では複数の収納スペースに分かれたビジネスバッグを、「2ルーム」「3ルーム」と呼ぶことにします。
2ルームビジネスバッグのメリット・デメリット
私が初めて2ルームのビジネスバッグを購入した理由は、主に二つありました。
一つは、商談中にお客様の前でバッグを開けて資料を取り出す際、整理されていない私物まで見られてしまうことを避けたかったからです。
もう一つは、目的別に収納場所を決めておけば、名刺や手帳、電卓など、必要なものを使いたいときにサッと取り出せると考えたからです。
また、それまで使っていた1ルームのバッグよりもサイズが大きかったため、単純に「たくさん入るだろう」という期待もありました。
ところが、実際に使い始めてみると、なかなか期待した通りにはいきませんでした。
使ってみて感じたメリットとデメリットは、次のようなものでした。
2ルームビジネスバッグのメリット
- 荷物が少ないときは、期待通り「私物用ルーム」と「仕事用ルーム」に分けて使える。
- 商談中に手帳や電卓などが必要になったとき、決めた場所からスマートに取り出せる。
2ルームビジネスバッグのデメリット
- バッグの中央に仕切りがあるため、厚みのあるものが入れにくい。
- 商談資料が多い日は、仕事用ルームだけでは収まらず、私物用ルームにも書類を入れることになる。
- 多くの2ルームバッグでは、ルームごとに想定されている用途がある程度決められています。しかし、私物と仕事で使う物の量のバランスは人によって異なるため、自分に合ったルーム構成のバッグを探すのが意外に大変です。
- マルチルーム、マルチポケットのバッグは便利ですが、いったん目的別の収納が崩れると、「どこに入れたのか分からない」ということが起きやすい。
- 商談後、取り出した手帳や電卓などを元の場所へ戻そうとすると、自分だけ支度が遅れ、周囲を待たせてしまうことがある。
同じような経験をした知人も多く、1ルームバッグへ戻った人も少なくなかったと記憶しています。
デメリットが多くても、マルチルームビジネスバッグをおすすめする理由
こうしてデメリットを書き出すと、2ルームビジネスバッグを否定しているように見えるかもしれません。
しかし、私は現在もマルチルームのビジネスバッグを愛用しています。
マルチルームビジネスバッグの最大のメリットは、やはり「荷物を目的別に分けられること」にあります。
重要なのは、マルチルームを避けることではなく、使っていて起きやすい問題を理解したうえで、自分に合ったバッグを選ぶことだと思います。
私が実際に、これらのデメリットをどのように解決したかをご紹介します。
商談後の片付けに時間がかかる
商談後、取り出した手帳や電卓などを元の場所へ戻そうとすると、自分だけ支度が遅れ、周囲を待たせてしまう。
この原因は、商談中に使う道具を、異なるルームの異なるポケットへ収納していることにありました。
そこで、手帳や電卓など、商談中によく使うものをすべて仕事用ルームにまとめて収納できるバッグを選ぶことで解決しました。
必要なものが一つのルームにまとまっていれば、片付けに手間取りません。
収納したものが迷子になる
マルチルーム、マルチポケットのバッグは便利ですが、いったん目的別の収納が崩れると、「どこに入れたのか分からない」ということが起きやすくなります。
これは、収納する物ごとに分けて考えると解決しやすくなります。
鍵や、移動中に使用するイヤホンなどは、フロントポケットが多いバッグを購入することで解決できます。
名刺は、仕事用ルームまたはフロントポケット内で、場所を決めておくとよいでしょう。個人的には、仕事用ルーム内の、ジッパーを開けたらすぐに取り出せるポケットに収納しています。
最後に財布。これが迷子になると、一番焦ります。また、長財布や折り財布など、人により大きさも様々です。
財布だけは、購入前に、どこに入れるかを考えて購入することをおすすめします。
荷物が増えたときに対応しにくい
バッグの中央に仕切りがあるため、厚みのあるものが入れにくい。
商談資料が多い日は、仕事用ルームだけでは収まらず、私物用ルームにも書類を入れることになる。
この問題を考えるとき、まず候補になるのがマチ拡張タイプです。
ただし、マチ拡張はすべての人に必要な機能ではありません。荷物の量があまり変わらない人には不要な場合もありますし、出張や資料の多い日など、荷物量が大きく変わる人には便利です。
ここで注意したいのは、拡張する部位や拡張の仕方は、バッグによって異なるということです。
マチ拡張タイプには、衣類や私物などを収納するメインルームを拡張するものと、書類やPCを収納するルームを拡張するものがあります。今回調べた製品では、出張時の衣類などを収納するメインルーム側を拡張するタイプが多く見られました。
私自身、書類を収納できる拡張ルームを作ったことがあります。拡張した部分にも書類を安定して収納できるようにするには、底面などに折り畳み可能なPE板を入れ、書類の重みを受けられる構造にしなければなりません。
これを行うと、バッグが重くなり、かつコストもかなり上がります。
そのため、マチ拡張タイプを選ぶ際には、単に「容量が増えるか」だけでなく、自分が荷物を増やしたいルームが拡張するのかを確認することをおすすめします。
私はこの問題については、3ルームビジネスバッグを選ぶことで対応しました。
書類が増えた日には、フロント側と背面側のルームも使い、仕事用の収納スペースを増やしています。
こうすることで、書類の量が増えた日でも、一つのルームに無理に詰め込む必要がなくなりました。
結局、何が良いのか
モバイルPCを持ち歩く方には、PCルームを独立して備えた3ルームビジネスバッグや3ルームのビジネスリュックは、強力な選択肢です。
選択肢は、1ルーム、2ルーム、3ルーム、拡張マチと様々です。
マルチルームビジネスバッグの一番の魅力は、荷物を目的別に分けて収納できることです。
そのメリットを十分に活かすためにも、購入前に、自分の使い方とバッグのルーム構成が合っているかを確認することをおすすめします。
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